OSPについて
OSPは沖縄の課題をみんなで解決する
コミュニティです。
OKINAWA SDGsプロジェクト(OSP)は2020年に16社ではじまりました。
「沖縄らしい幸せな経済と社会の実現」を目指した課題解決のためのコミュニティであり、課題解決のために、プロジェクトや事業を生み出し続けるプラットフォームです。
年に3回のパートナー企業向けのカンファレンス、年に2回のパートナー企業でのコミュニティイベント、年に1回の年次フォーラムを基本の活動とし、多種多様なスピンオフイベントを開催しながら活動しています。
カンファレンスについて
1年目のOSPでは、特にパートナー企業のみなさんの関心の強い分野に関して、先行的に取り組んでいる登壇者を迎え、テーマごとに学びを深めるとともに、会場でのリアルなコミュニケーションを通して、課題に対して共創しながらプロジェクトを生み出すことを目指しました。結果として年間で19のプロジェクトが生まれています。
2年目は、コロナ禍の影響も強く、オンライン開催が増えてしまい、リアルなコミュニケーションが不足した分、より専門的な知識のインプットを重視し、大学の研究や現場での声をプログラム内で学びました。
3年目の今年は、SDGsのそれぞれの項目ではなく、それぞれの項目に影響を及ぼすような沖縄の課題である「観光」「教育」の2つにフォーカスしています。スピンオフプログラムも数多く開催しながら、より沖縄県へのインパクトをひろげられるようなプロジェクトを生み出すべく、ひとつのコミュニティとして年次フォーラムをゴールに各カンファレンスを開催しています。
OSPで大切にしている課題を解決するためにプロジェクトや動きを「生み出す」の源になるような実践的な知識を学ぶことを大切にしています。本を読んだり、検索したり、自宅や職場で学べる範囲を超え、県内で積み重ねられた研究や、現場で実際に課題解決に取り組んでいる実践者の声を聞くセッションです。
インプット
セッション
アウトプット
セッション
プロジェクトを生み出し続けるためには、その発想を支えるための土台となるような時間や体験が不可欠です。そのため、OSPのカンファレンスでは「聞いて終わり」ではなく、必ずアウトプットの項目を設けています。学生の参加者も混じりながら、世代やセクターを超えて、課題解決のためにアイデアを出し合います。
社会課題を解決する道のりのなかで選べる手法は様々です。ボランティア活動、寄付活動、事業のなかでどのように取引先を選ぶのか、どんなひとを雇用するのか。はたまた「ビジネス」それ自体を通じて社会課題を解決する、そんな挑戦を「ソーシャルビジネス」と呼び、挑む起業家を「社会起業家」と呼びます。ただでさえ難易度の高い経営にさらに「社会課題解決」という目標を掲げ、毎日一歩一歩進んでいる起業家をOSPは応援したい。県内でSDGs達成に本気で取り組むみなさんにそんな起業家がいることを知っていただいて、それぞれの資本や資源、できることを組み合わせて社会課題解決を加速させたい、そんな思いではじまった「イノベーターズピッチ」です。
イノベイターズ
ピッチ
ピックアップ
プロジェクト
OSPは一方的な発表によるインプットではなく、プロジェクトが生まれていくようなコミュニティであるこ と、繋がりが生まれるプラットフォームであることを大切にしています。毎回のカンファレンスのなかで「ピックアッププロジェクト」と題し、県内で実際に課題に対し向き合われている方の発表を聞き、心が動いたひとたちの出会いを通してプロジェクトが加速したり、新たなプロジェクトが生まれていきました。毎日のニュースや暮らしのなか伝えられる出来事から感じる社会課題の重たさ、課題に取り組み続けていると出会う現場の方が抱えている辛さは、目を背けたくなる気持ちになるようなもの。それでも取り組み続けるひとや、企業、学生の発表は聞いているわたしたちに勇気をくれます。OSPのアンケートのなかでもピックアッププロジェクトに対する声は大きく、みなさんから「じぶんにも何かできるかもしれない」「じぶんも何かやりたい」「応援したい」という感想が寄せられるほどです。ぜひ会場でそのエネルギーに触れてください、あなたの刺激になる出会いがきっとあると思います。