こんにちは、OSP事務局の比嘉 研二です。
9月22日(金)に開催したOSPカンファレンスvol.2でもご案内させていただき、すでにお申込みいただいてるパートナーの皆さまもいらっしゃいますが、改めて「糸満大綱引にベチバーを採用! 海を守るグリーンベルト植物が文化を支える」PR・応援企画の件で、ご協力のお願いでございます。
↑本番前の繋ぐ前の大綱。近くで見ると大きさに圧倒されました
去った9月29日(金)に、4年ぶりの開催となる糸満大綱引が開催されました。
なんと今回、OSPでも度々取り上げている赤土流出防止に役立つとされるイネ科植物・ベチバーが、糸満大綱引の材料の一部に採用されました!
大綱引きに使用される稲わらは、以前は金武町屋嘉から10トン全量取り寄せていましたが、近年は減反などの影響で確保が困難となり、中国や台湾から輸入している現状があります。
今年は、大綱引を中止した昨年に購入し保管していた中国産7トンだけでは足りず、わら不足を補うために恩納村と糸満市産のベチバー約800キロ分が活用されることになりました。
ベチバーの大綱引への採用は、海の環境保全活動を推進しながら地域の伝統行事を支え、次世代につなげていく良い取り組み事例になると思います。
糸満大綱引行事委員会は来年以降、ベチバーの安定供給が確認出来たら購入して、継続使用したい考えを示しています。そうなれば地産地消となり、赤土流出防止対策の推進にも繋がり、農家さんの支援にもなるため、継続活用できれば一石二鳥、三鳥となります。
また、大綱引に使用した大綱の一部は再利用されます。利用できない綱はチップ状に加工して畑の敷き草として再活用します。敷き草は畑のマルチング(土の表面を資材でおおう方法)になり、赤土の流出を防ぎながら肥料になります。廃棄物を出さない、海の豊かさと陸の豊かさを守るSDGsの理念に一致します。
改めて、今回の糸満大綱引の大綱にベチバーが採用されたことや、クラフト素材としてのベチバーの2次活用の可能性についてなど、活用されて良かったと一過性で終わらせず、認知度を上げ、次のアクションにつなげるため広く県民に知ってもらいたく、紙面でアピールする応援特集を企画いたしました。
つきましては、趣意書を各担当者さまに送付させていただき、締切日を10/2(月)と設定してましたが、10/4(水)14時まで延長いたしましたので、改めまして応援特集へのご出稿ご検討のほどよろしくお願いいたします。
※収益の一部は、持続可能なグリーンベルト植栽活動の仕組み作りへ、ベチバーの栽培・収穫・運搬等の経費に充てるため当該団体に寄付させていただきます。
何か不明な点等ありましたらお気軽に下記までお問い合わせくださいませ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お問い合わせ・お申込み先
琉球新報開発 担当:喜納、福内
koukoku@shimpo-k.co.jp
TEL098(865)5262 FAX 098(865)5281
ベチバーが使用された大綱引きの模様は新報の公式動画よりお楽しみください↓※音あり
Comments